作り手 木村真也が営むレザーショップ。
2014年10月、長野市門前にて開店。2019年12月上水内郡信濃町へ移転。
オーダーメイドを中心に、ご依頼頂いた方一人一人にあった作品を作らせて頂いています。
使わせて頂いている素材は主に畜産で飼われる肉牛の革が多いです。
肉牛はだいたい二〜三歳で食肉工場で屠殺されます。今の時代では牛がなるべく苦しまないように気絶させてから吊るし、頸動脈を切って屠殺します。コンベア式にそれが行われます。(豚や鳥もほとんど同じですね。)
誰かがやってくれているその行為を経て、そのお肉を普段僕らは食べています。(ベジタリアンやヴィーガンの方は食べないですね。)
そしてその牛の皮をタンナーさん(皮屋さん)が鞣し、ぼくらのような作り手が製品へと作りかえます。個人的にはお肉を食べることを減らしていこうと思っていますが、人間がお肉を食べる限りは革がうまれるので、革がうまれることがなくなるまでは作ることをしていこうと思っています。自分の中ではそれが必要なことであると今は思っているので。
なので、大事に扱いたいし、大事にしてもらえたらいいなと思います。
そして、増えすぎたことで農作物や森林に大きな影響を与えるということで害獣とされてしまい獲られた野生の鹿革も扱わせて頂いています。このことはまた別の記事で書かせてもらえたら。
一緒に作り合う依頼人と、素材である動物の革に向きあって、感謝して、多くは無いけれども本当に必要だと思えるものを作っていきたいと思っています。
どうぞお気軽にお越し下さい。