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オンドワークショップ

長野県上水内郡信濃町大字大井338 MAP

電話番号: 026-466-6683

メールアドレス: ondworkshop@icloud.com

営業時間:10:00~17:00

定休日:毎週 火、水曜日

普段はあまりないのですが、好きなお店さんに作品を置いて頂いています。
生坂村の『工芸と喫茶 ひとつ石』さんです。
ひとつ石さんは県内外の作家さんの作品を販売しながら、珈琲、ランチは美味しいカレーも食べられます。そしてロケーション、店主の成田夫妻が素敵。
出会いは以前出展した『クラフトフェアまつもと』で。
そしてお店にも伺わせて頂いて意気投合したのがはじまりで、成田さんと一緒に考えて革の小さなバッグを作製しました。
長野県高山村で獲れた鹿革で作製しました。
柔らかくてしっとりしています。(写真のモデルはひとつ石店主さんの成田さんです。成田さんは柔らかな人柄で本当に素敵!)
色展開は、黒と白(無染色)。野生の革なのでひとつ石さん限定で展開させて頂いています。

この革は、現在、有害鳥獣とされ捕獲されている鹿の革で作製しています。
鹿が増えすぎて農作物を食べ荒らしてしまったり、森を食い荒らしてしまったりすることが問題になっていて鹿や猪などが有害鳥獣として捕獲対象になっていたりします。
でも、これらの動物が人間の住む近くまでおりてきてしまうのは、人間が鹿の捕食動物であるニホンオオカミを絶滅させてしまったり、温暖化をまねくことで多くの鹿や猪が冬を容易にこせたり、人間の生活様式が変わってしまったことに起因していたりします。そういった経緯を経た革です。捕獲した動物の肉はジビエ肉として食べられ、ほんとうに一部の革はこうやって使われていたりしますが、まだまだ発展途上な段階です。本当はこういった営みが自然な流れに近いのではと感じていたりもします。
でも、正直な気持ち、有害鳥獣なんて言いたくないし、動物なんて誰も殺されなければいいし痛いことなんてないほうがいい。
でも人は営みを拡大するし、食べたいし、経済をまわす。自分も含めて、直接ではなくとも人はそれに加担している。
だから自分の作るものには、素材になってしまった動物のこともなるべくなら説明したいと思っている。
そういったことも感じて手に取って頂けたら幸いです。

2021.07.22

好きなお店に置いてもらっています