先週末のクラフトフェアまつもとでは、たくさんの方にブースにお越し頂き、とても感謝しています。
今年で4回目の出展となりましたが、毎回応募の段階から、自分の中で『クラフト』という意味を何度も考えるようにしています。
クラフトという言葉自体は直訳すると『技術』ですが、意味合いとしては手工芸品や民芸などをさしているようです。
自分の作る物は手で生み出すものが多いので意味合いとしては合っているのですが、もっと自分の中で翻訳していく必要があり、毎回最後には『目の前の人に大切にしてもらう為のものを誂える。』にたどり着きます。今のオンドワークショップのものづくりは、ほとんどをオーダーによって作製するという形態でやっているので、結局これが腑に落ちる答えになっています。
これを深堀りして考えるようになったのは、自分が使わせて頂いている素材が生きていたものだからということが大きく、できあがったものをただ道具と呼んでしまうにはあまりに寂しく、作品と呼ぶには本質的ではないと日々モヤモヤしているからだと思います。結局、呼び名は今も決まっていません。実は呼び方なんて何でも良かったりするのかもしれませんが、その定義を言語化しておきたいのは自分の性格のせいもあるのですが、つくるものにそれが現れる気がするから。
とにかくとても天気の良い(真夏のような!)2日間で、今回も得たものが大きかった2日間でした。
これからも考えに考えて、また明日からものを作っていこう。