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オンドワークショップ

長野県上水内郡信濃町大字大井338 MAP

電話番号: 026-466-6683

メールアドレス: ondworkshop@icloud.com

営業時間:10:00~17:00

定休日:毎週 火、水曜日

クラフトフェアまつもと2023

ご来場、オーダー、お買い上げ頂いたみなさま、ありがとうございました。

4年ぶりのに出展させて頂いたのですが、ほんと、とても楽しかったです。
過去一番たくさんの方とお話させてい頂いて過去一番作った作品をお持ち帰り頂きました。

会話の中で『この革は何の革ですか?』って聞いて頂く事もあって、それは何気ない会話なんだけど、『これは〜の動物の革で、この動物って僕らが食肉で頂いて〜—』とか『この子は鹿の革で、この子は害獣っていわれちゃう子で〜—』なんて話す機会が多くて、そういったことに興味を持ってくれる人が今回は多くて嬉しかったです。

前からこのブログでも良く動物のことをたくさん書いてるんだけど、なぜおれが、そもそも革のものづくりして、それを利用して、お金を稼いでいるにも関わらずこだわるかっていったら、『かわいそうだから』に尽きるんですよね。だって誰でも痛いのはやだし、死にたくないし感情があるんですね。矛盾してるけど、だってそう思うから。そう思うし、そういったことを表明してもいいと思っている。

革の素材になる動物は牛か豚が多くて、彼らはそもそも食肉になる為に産まれてくる。そのまま1〜2、3年で屠殺されて(愛情もって飼育されている方もいて、また別の人がその動物を屠殺する仕事をされている)、僕ら人間が食べて、その彼らの皮が僕ら革産業で生計をたてる人間に使われる。
その畜産動物も、短い生涯で動物らしい生活ができたかどうかっていったらそんなことない場合が多い。これは以前もブログで書いた『アニマルウェルフェア』のことを調べて頂けたら。

そして革の生産に関してもちゃんと植物性のもので環境負荷のない加工をしているところもあれば、化学薬品を使って簡単に大量に加工できるようにしているところもあって有害なものをたくさん使って貧しい国の人にそれを労働としてさせているところもある。

だから、お客さんに革のことを聞かれることは嬉しいし話したくもなる。
今回はそれが多いフェアでした。

そういったことが認識として広がって、過剰な大量生産がなくなればいいし、家畜の不当な飼育環境もなくなればいいし、そもそも安く食べ放題で僕らがお肉を別に日常多く食べなくてもいい。

長くなってしまったのですが、クラフトフェアまつもと2023、たくさんの方と話せて本当に楽しかったです。ブースにお立ち寄り頂いたみなさま、運営のみなさま、豊かな時間をありがとうございました。

2023.06.02

クラフトフェアまつもとありがとうございました